昭和六一年(一九八六年) |
七八歳 |
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三月、高柳克也『藤枝静男書誌』(湯川書房)が刊行される、全册に署名。同月、『日本の名随筆41嘘』(作品社)に「泥棒女中」が収録される。九月、浜名湖会。この年一一月、島尾敏雄出血性脳梗塞のため死去。
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昭和六二年(一九八七年) |
七九
歳 |
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三月から六月にかけて刊行の『志賀直哉小説選』全四巻を阿川弘之,紅野敏郎と編集(第四巻巻末に「本書は、昭和四八、九年刊行の『志賀直哉全集』に収められた全小説一二二篇の中から六四篇選び、これに『創作餘談』と解説を付して、全四册として編集したものである。作品選定は編者の合議によって行われた」とある。また本書出版案内パンフレットに本多秋五が言葉を寄せている。「志賀直哉は『我』からの脱却に長い時間を費やしたが、初めから『我』を持たない人間に『我』からの脱却のあるはずがない」)。九月、浜名湖会。なおこの年七月、富士正晴死去。 |
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